宥貴のお寺日記

津島の奥の院・宝寿院の日常を、新米尼僧が細々と綴っております。 

回顧録

久しぶりの更新です!

なかなかマメに出来ないものです・・・🙇

 

荷物の整理をしていたら(帰ってきて一ヶ月は経つというのにまだこんなことやっております。情けなや。)学院時代の日記が出てきたので、久々に読んでおりました。おかげで掃除は全然進まなかったのですが、、、

それに触発されて、当時の事を振り返って綴ってみようかなと思い立ちました!

 

 

 

思い返せば平成27年3月31日。

宝寿院を朝出発して母の運転する車に揺られること約2時間。私はギュウギュウの荷物の中で、死刑台に向かう様な心もちで顔をひきつらせていました。

事前に般若心経を覚えてこなければならないとの事だったので、ブツブツブツブツブツブツブツブツ・・・・と唱えていたのですが、

全然覚わらん★

いつの間にか頭の中でドナドナが無限ループしていたのは一体何故だったのでしょう?

f:id:yuuki-houjyuin:20160511151404j:image
午後二時に入学の受付開始で、少し時間があったので母が祇園の美味しい隠れ家的洋食屋さんに連れてってくれました。「ユキちゃんの最後の晩餐だね!」うん、ランチだけどね・・・
京都の街なかは桜の花が咲き乱れていて、道行く人達は皆ウキウキしてました。
私は薄手のニット帽を被ってるだけだから、坊主頭だと気取られていやしないか・・・とか、もう娑婆で食らうメシはこれが最後か・・・とかゴチャゴチャ考えてしまって、とろけるようなビーフシチューをちっとも堪能できませんでした
 
そうこうしている間にも最期の刻(午後二時)は近づいて来ます。
私はなかなか智積院の境内に入る決心が付かず、近辺の道を車でぐるぐると回っていてもらいました。
しびれをきらした祖母(住職)が「まぁええ加減にしときゃあよ。あんたが自分で行くって決めたんだに?もぅ行こまい」
どえりゃーうみゃー名古屋弁で言い放ったその一言で、嗚呼・・・非情にも車は智積院の中に突入してしまいました。
 
さようなら、自由。
 
皮肉にも、境内の桜は胸がキュンとするほどきれいだった事を強烈に覚えています。
f:id:yuuki-houjyuin:20160511151408j:image
 
ふー、とりあえず一旦ここまで^^;
 
 
下手くそなイラストも入れて見ました。お目汚しすみません。
 
また気がむいたらちょっとずつ書いていこうと思います!
楽しんで読んで頂けたら幸いです。