宥貴のお寺日記

津島の奥の院・宝寿院の日常を、新米尼僧が細々と綴っております。 

回顧録2

専修学院は、京都智積院戸籍境内にある真言宗智山派の本部の建物の一角にあります。昔音大だった建物を買い取って使っているだけあって、なかなか重厚な鉄筋コンクリートの建造物です。
中に入って行くと、、、
暗っっ!!
そしていたるところに「電子機器一切禁止」の張り紙。しかも手書きで「バレたら大変な事になります」と補足してあるし・・・(かつて大変な事があったのでしょう^ ^)

重厚な建物故の暗さ、独特の匂いもあいまって、はっきり言って刑務所だな(; ̄ェ ̄)と思いました。

受付を済ませると、優しげな男性僧侶が私のお部屋まで案内してくれました。
専修学院は三階建てで、私の部屋は一回の突き当たり、通称『尼僧ゾーン🎀』の一部屋でした。
廊下の突き当たり手前に小型のホワイトボードがあってそこに『関係者以外立入禁止』と書かれています。
すると男性僧侶は「ここから先は私も入る事が出来ないので、もし何かあったら言いに来て下さい」といって去って行きました。
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さーて!どんな部屋かな〜〜??





暗っっ!!
四畳半くらいの部屋に窓が3つもあるのになんで???
それはね、3つとも北側にあったからです。そして窓の外には・・・

なんということでしょう!!

非常階段、ダンボール捨て場、巨木
の三段構えで僅かな光もブロック⭐️


ありがとう、匠。あ  り  が  と  う。。
アラサーの肌にとって紫外線は大敵ですから、ええ。

そんなこんなで、ここが一年間のスイートマイルームとなるのでした。
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