宥貴のお寺日記

津島の奥の院・宝寿院の日常を、新米尼僧が細々と綴っております。 

お施餓鬼について

 先日予告しましたが、6月の『寺報 ぼだい樹』に書いた漫画を載せます☆
テーマは「お施餓鬼(せがき)について」
 
先日発送したお施餓鬼・水子供養の案内状にも同封しておりますので、届いている方はもうご覧頂いているのではないかと思いますが・・・
 
今回は漫画部分のみブログにもあげようと思います^^
お寺に『寺報 ぼだい樹』は置いてありますので、お参りにいらした方はご自由にお持ち帰りください
 
 
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皆さん、こんにちは。宥貴と申します。
一年間の修行を終え、今年の春宝寿院に戻って参りました。まだまだ未熟者ですが一生懸命頑張ります。宜しくお願い致します。
さて、今回はお施餓鬼についてお話しします。
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お施餓鬼とは、普通お盆の時期に行われることが多い仏教行事です。
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餓鬼(がき)とは、生前悪い行いをして地獄に落とされた魂や、弔われず無縁仏となっている霊のことです。
餓鬼は常に飢えと渇きに苦しんでいます。
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施餓鬼とは、そう言ったもの達にも食べ物や飲み物を施すことで餓鬼を救うという意味のある行事なのです。
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餓鬼に施すという行為は大変功徳があると言われております。
『仏説救抜焔口餓鬼陀羅尼経(ぶつせつぐばつえんくがきだらにきょう)』というお経の中にもお釈迦様が施餓鬼の功徳について仰った言葉が書かれています。
お盆には亡くなった祖先や家族の供養を行うのと同時に、餓鬼に施して得た功徳を先祖や亡き家族、そして、今生きている自分たちにも回し向ける
それが施餓鬼の法要です。
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どうぞ皆さん、施餓鬼法要にお参り頂き、亡き人、自分、そして生きとし生けるもの
皆んなの為に祈りましょう!
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終わり
 
 
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平成28年の施餓鬼法要・水子供養は8月28日(日)です。
お申し込みは随時受け付けております。
案内状が届いていない方も、お気軽にお問い合わせ下さい☆