今日は近くの小学校の運動会だったのか、賑やかな歓声がお寺まで聞こえてきました🔥
スポーツの秋・・・ですね♨️
私はといえば、、、
寺務所で猫背でキーボードを叩いておりました( ;´Д`)
さて、
昨晩、大須観音で青年会の二箇法要の練習がありました(・ω・)
久しぶりに大勢で声明の練習をして、なんだか学院を思い出しました💐
専修学院では、毎晩のように法要や声明の練習があって、正座で何時間も声を出して結構つらいんですが・・・(-。-;
でも私は何かこの声明練習が好きだったんですよねーー☘
昨日も同じ教区の同期と「あーこの感じ懐かしい。。」と、苦笑いしながらもしみじみ😭
卒業してお寺に帰って来ると、普段お唱えするお経や声明はある程度決まっているので、こうして大きな法要の為に色んな声明を練習出来る機会が有るのは大変有り難いです。
しかし、さっきから二箇法要だ声明だ・・・なんだそれ??って感じですよね^_^;
それでは説明しよう!!
まず、「声明」というのは「しょうみょう」と読みます。古いインド語や漢文のお経に節を付けてお唱えするものです🎶
気になって検索していたら真言宗智山派、天台宗の声明と雅楽のコンサート(?)の良い感じな動画があったので、よろしければ参考にご覧下さい👇
何か、、荘厳というか迫力満点と言うか・・・私がたびたび話題にする御詠歌とはまた違った雰囲気ですよね♨️
平安時代初期に空海さんや最澄さんか唐からもって帰ってきた仏教音楽であるこの声明は、後に出てくる能や歌舞伎などの日本の芸能にも大きな影響を与えたそうです🐤
中でも我らが真言宗智山派の声明は、
旋律はもちろん、テクニック的にも洗練されており、華やかで芸術性が非常に高い声明であると言われているんです✨✨✨
この件に関しては結構自慢です☆
だって・・・難しいから、智山の修行僧は日々の勉学や修行の合間に鬼のように声明練習するんです!
これも全て、仏様に美しい声明をお届けしたい!これを聞いた参拝者の方に仏様の世界を味わってもらいたい!という熱い思いからなのです;_;!
わけ分かんないですね^_^;笑
漢字の横に描いてある謎の記号は「博士(ハカセ)」といって、旋律や節回しを表現しています。でもこの博士の楽譜としての機能は不完全で、その上書かれていない口伝などがとっても多いので、さらに訳がわかりません;_;
当然これを見ただけでは唱えられないので、先生が唱えている間に実際耳で聞いた音の雰囲気を自分なりに書き加えていきます。
経本はもうメモで真っ黒になります💦
それでも限界があって、基本は・・・耳コピです👂🏻
それはもう、、夢に出てうなされる程聞き込みます。
でも一年もそんな生活をしていれば上手い下手は置いといて、茶碗を洗ったり、風呂に入りながら声明をついつい口ずさんじゃいます(・ω・)気持ちわるいですねー
多分宗派問わず、お坊さんあるあるなのではないでしょうか😱
そんな声明を儀式の中に沢山組み込んだ大規模な法要が、今度行われる二箇法要(にかほうよう)なのです🔥
しかし、準備も人出も時間も掛かる法要の為、何か特別な事が無い限りなかなか普通のお寺では出来ないのです;_;
どういうときにこの二箇法要を目にすることができるかというと、
3月21日、京都の本山・智積院で行われる御影供の二箇法要は毎年必ず厳修しますし、どなたでも参拝頂けます^_^
是非機会があれば参拝して頂きたいなーー🌸
余裕で2時間以上かかる長い法要ですが・・・ボソッ
大好きな声明をテーマに書いたのでついつい長くなってしまいました^^;
ちなみに、好きなのと上手いのとは必ずしも比例するわけではないのが悲しい現実であります。。。