昔の日本人にとって、「山」という場所は「この世ならざる場所」。神様の世界、死後の世界、果ては山の向こうには仏様がいらっしゃる浄土であると考えたそうです。
今のようにしっかりとした地図も登山靴もザックも、もちろんゴアテックスもない時代。里と山には現代人が想像する以上の隔たりがあったでしょうね💦
特に人を寄せ付けないような高山は修行者の行場になります。そんな中でも槍ケ岳はその険しさから、江戸時代まで人が立ち入るのを許しませんでした。
槍ケ岳を開山したのは江戸時代後期のお坊さん・播隆上人。
この山に仏の世界を見出した上人は、皆が山に登れる様に岩場に縄を掛けたり、鎖をつないだりしたそうです。
この槍の穂先を望む岩穴の中で50日以上にも及ぶ念仏行をなさったそうです🙏🏻
中は8畳くらいの広さ!
お地蔵様などの仏様が安置されていました。
岩穴の小さな隙間から槍ケ岳が見えます。
登山の安全を祈ります🙏🏻🙏🏻🙏🏻💦
登って登って登って、高度を上げていくと・・・
富士山が見えてきました(((o(*゚▽゚*)o)))
山登りをしていて、この富士山が見えた瞬間というのはやはり気持ちが高まりますね♪
やっぱり特別なお山です🗻☀️
写真では見るよりも案外天気は良く、幸いこの辺りの山は殆ど眺めることができました👀✨
あの山もも登ったなー、あの辺りは〇〇かな?
という感じで景色を臨むのも登山の楽しみです⭐︎
だんだん岩嶺が近づいてきました((((;゚Д゚)))))))
槍ケ岳の直下。
実際に見ると圧倒されるような大迫力なのですが・・・私の写真の腕前がイマイチなので、臨場感が伝わらない・・・^_^;
さて、頂上を目前に控え大迫力ところで父が燃料切れ 笑
お弁当のちらし寿司🍱を頂きます🍴
さて、ようやく槍ケ岳の麓の山小屋に到着しました🎉
重い荷物は置いて、身軽な状態でいよいよ槍ケ岳先輩にアタックします!
私はもう、、めちゃくちゃビビりまくっております😭💦
が、この為にせっせと登ってきたのです!
行ってきます💨💨💨
「南無大師遍照金剛、南無大師遍照金剛」
とひたすら唱えて登る私。。
すると不思議。何か、いつもより恐怖心が和らぐというか、前に進む勇気が湧いてくる気がします!!
いや、そりゃぁ怖いですけどね^_^;?!
でもお大師様が、こんなくらいでビビるでない!と喝を入れて下さいます❗️
でも、でも、、
↑こんなんですからね!
ほぼ垂直・・・😱
最後の正念場。
長ーーい梯子は、般若心経をお唱えして「無」の境地に。。
そしたら、
知らないうちに着いてましたε-(´∀`; )💦ふぇー
まずは山頂にある祠に這い寄って行って(怖くて立って歩けません😅)ご法楽をあげます🙏🏻
はぁーー。
こんな根性無しの私がこんな場所まで来られたのは諸仏諸神の加護があったから。。
有り難い気持ちでいっぱいです!!
山頂はめちゃくちゃ風が強くて寒い・・・
しかも案外広いスペースがあるものの、怖くて下が見れません。
私は山頂の真ん中にへばり付いてティーブレイク🍵
父は高いところ大好き男なので、無邪気にピョンピョン跳ね回ってます(;゜0゜)
もう考えられません。。
こっちとしては見ているだけで疲れます笑
私は早くも登頂の感動からさめ、
「怖いよー早く降りたい。。
でも、降りるの面倒くさい。・゜・(ノД`)・゜・。」
という、腰抜けぶり😅
「宥貴よ、何故登って来た」
と、ちびまる子ちゃんよろしく脳内でキートン山田が突っ込んでおります。
はぁ。。
怖いよぉ( ;´Д`)💦
またお大師様に喝を入れて頂きながら
無事到着!!
後方に虹🌈(*゚▽゚*)
吉兆です⭐︎有り難い!
へへっ!明日も登っちゃおうかな☀️
喉元過ぎれば熱さ忘れる。
すぐ調子にのる私です。。
続く