ニュースなどご覧になり、もう既にご存知の方もいると思いますが・・・
「山・鉾・屋台行事」のユネスコ無形文化遺産登録決定について 津島市公式ホームページ
いやぁーおめでたいですねっっ・:*+.*1/.:+
本当に歴史のある素晴らしいお祭りなので、こういった形で世に知れ渡るのは凄く嬉しいことです🌸
今回津島の天王祭の他、33のお祭が「山・鉾・屋台行事」として登録されたそうです。
津島の天王祭祭は、他のワッショイ!ワッショイ!的なお祭とは一味違う、優雅で幻想的な雰囲気が本当に素敵なんですよねー✨
これまでお祭りを保存して来た津島神社や地域の方々、登録に向けてご尽力されて来た方々は喜びもひとしおでしょう😭✨
ここで素朴な疑問。
そもそも天王祭の「天王」とはなんぞ??という話なのですが、、
明治までは現在の津島神社は「天王社」とよばれていたんですね☘️
御神体は「牛頭天王(ごずてんのう)」
明治以前まではこの牛頭天王を信仰する「天王信仰」というものが非常に盛んで、
有名なところでは、京都の八坂神社も牛頭天王をお祭りしていたんですよ🙏🏻
牛頭天王様は神仏習合の神様でしたので、今ではちょっと不思議に思うかもしれませんが、神様と一緒に仏様も当然のようにおまつりしていました。
牛頭天王という神様は名前も凄いですが、とてもパワーのある神様💪🏻✨
そしてこの牛頭天王様は、薬師如来が姿を変えて現れた神様だと考えられていました。
そのため除病除厄の祈りと共に天王社の「本地堂」というところに薬師如来を安置して、神様と同じようにお参りされていたそうです🙏🏻
そして、何を隠そうこの薬師如来が、今の宝寿院の本尊様なのです!
残念ながら、天王信仰は明治時代の神仏分離政策によって禁止され、
牛頭天王様は現在、津島神社ではなく興禅寺(津島市今市場町)に。
当時の神社も、政策とはいえ相当ご苦労があったのではないでしょうか・・・
しかし、そんなピンチもありながら、こうしたお祭りを大切に守られてきたというのは本当に凄いことですし、やはり世界遺産にふさわしいですね✨✨✨
話はかわりますが、
天王祭の際、神様を神社から天王川までお連れしてお祭りをご覧いただく「御旅所(おたびしょ)」と言う場所があります。
分かりやすく言えばVIP席ですね^_^
ポケモンGOのスポットか何かになっていて、ひところ夜中でもいっぱい人が集まっていました💨
その御旅所の西側、瑠璃小路町の桜並木の堤防沿いに「薬師堂」というお堂があります。
ここはかつて神仏習合の天王社だった頃、本地仏のお薬師様をこの瑠璃光寺のお堂にお移しし、神様同様お祭りをご覧頂いていたそうです
分かりやすく言えば、VIP席ですね^_^
今でも宝寿院からお経を上げに伺っておりましたが、瑠璃光寺と宝寿院のお薬師様との間にこんな関係があったことを、つい最近教えて頂きました。
こうしてみてみると、、
宝寿院も実は相当世界遺産級といえますε-(´∀`; )ドキドキ💓
しかし、かつての面影は残しているものの
今は昔のお話。
朝のお勤めの際、お薬師様に世界遺産登録の御報告を致しました🙏🏻
昔々は煌びやかな天王祭の一端を担われていたであろうお薬師様。
時代は変わり、今は、煌びやかとは言えないかもしれませんが、宝寿院のお堂で精一杯ご供養し、大切に拝まれています💐
お薬師様は今朝もお厨子の中で静かに座していらっしゃいます。
「今も昔も、私は何も変わらないんだよ」
とおっしゃったような気がしました^ ^
神社にお参りに行くと、楼門にお祝いの垂れ幕が!!
こうやって見ると、いよいよわが町にも
ユネスコ来たーーーー(*゚∀゚*)ーーーー!!!
とワクワクしちゃいますね🎌
来年の天王川祭にはもっともっとたくさんの人がきてくれるといいな✨
*1: °ω°