宥貴のお寺日記

津島の奥の院・宝寿院の日常を、新米尼僧が細々と綴っております。 

初めての座禅

今日は、

 

 

座禅

 

 

をさせて頂きに参りました🙏🏻✨

 

 

伺ったのは、ごくごくご近所。

津島市北町にございます曹洞宗のお寺・雲居寺さんです。

 

雲居寺のご住職様とは、四月から始まります「津島霊場巡り」の企画会合でお会いする機会がございまして、

以前、座禅会を開催しているというお話を伺い、今朝やっと参加させて頂く事が出来ました💨

 

 

座禅、初めてなんです。

 

と、お坊さんである私が言うと意外に思われるでしょうか・・・?

 

 

日本に禅の思想が入ってくる以前から、私たち真言宗では密教瞑想、つまり「阿字観」や「月輪観」というものを実践しています。

それって「座禅」と違うの?と聞かれたことがありまして、

 

「座禅」と比べるとあまり聞きなれない「阿字観」や「月輪観」は、わかりやすく説明するために「密教式座禅」と表現される場合があるようです。

しかし、細かい話をするとちょっと異なるもの・・のようなんです。

 

 

でも細かい話云々の前に、

そういえば、私、正式な「座禅」というものをちゃんと体験したことがない(゚o゚;;!

 

 

 

というわけで、今日は雲居寺さんの座禅会をレポート致します📝

 

 

七時少し前にお伺いすると、常連さん方が既に座って座禅をはじめられていました。

私も見よう見まねで、とにかく座禅スタート!

暫くしましたらご住職がいらっしゃいまして、簡単なご指導をして頂きました。

 

背筋を真っすぐにして坐蒲に浅く腰を置き、手には印を組みます。目は1㍍程先の床を見るような目線(半眼)を保ち、ゆっくり呼吸をします。

 

 

40分程(一本のお線香が燃え尽きるまで)そのような状態で、ただただ座します。

 

その後、ゆっくり立ち上がり、一呼吸置きにに半歩だけ進む行進(その場では聞き取れませんでしたが、後で調べたら経行(きんひん)というそうです)をします。

 

再び自席に戻り、座禅第二ラウンド

 

今度は途中ご住職のお話を聞きながらの座禅でした^^

 

2月ですので、堂内には立派な涅槃図が掲げられていて、涅槃会とお釈迦様のお話などをして頂きました🙏🏻

その後皆さんで読経をして終了です。

素晴らしい五百羅漢さん達も拝ませて頂きましたよ✨

 

 

清々しい一時間半の座禅会でした😄

 

 

 

ご住職曰く、

座禅をする姿そのものが仏様の姿であるのだそうです✨

ただひたすらに「座る」ということが禅ではとっても大切なのですね。

座禅をする時は、文殊菩薩の牌に礼拝します。座禅中は文殊様のお知恵が体中に廻っているんです。そして座禅中だけが特別でなく、日々の生活もこのような状態で過ごすことが大切なんですね🌸

 

 

こうした他宗派や他宗教について触れる機会は視野が広がってとても面白いですね!

私は主に真言宗の教理ついて学ぶ機会が多いので、、、と言っても勿論真言宗の事についてすらまだまだ全然ままなりませんが(´;ω;`)

 

 

私は真言僧ですので、お大師様のもたらした密教の教えを信仰し実践してます。

しかしどの宗派の教えもそれぞれに偉大なものです🙏🏻

それに、やはり源は同じ。

心の安楽を求め皆んなでハッピーになるのが仏教、ですもんね🌸

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・そういえば!

 

 

 

アレが無かった!

 

座禅と言えばのアレ!

警策です!

 

 

 

もう、私なんかバッシバシにやられちゃうだろうな( ;∀;)と思い首ならぬ肩を洗って待っておりましたが(笑)

 

 

いつもは座禅第二ラウンド目にやって頂くのだそうです🔥

 

今日は涅槃会のお話があったので、警策無かったみたいです♨️

ちょっとホッ・・・ε-(´∀`; )

 

 

また次回のお楽しみ(?)ということで😅

 

 

 

 

津島市北町の雲居寺さんの座禅会は

毎月第三日曜日の午前7時~です☆(変更する場合有)

 

ご興味のある方は是非^^