宥貴のお寺日記

津島の奥の院・宝寿院の日常を、新米尼僧が細々と綴っております。 

雪山登山❄️

先日、またまた父と登山に行ってまいりました💨

 

今回は何と

  

 

 

 

 

 

 

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雪山です⛄️

 

 

うーん。なかなかの白銀の世界ですねー✨

 

でも中央道駒ヶ根インターで降りて、千畳敷ロープウェイに乗って、ぽけ〜っ(^q^)としていればこんなところに行けます。

便利な時代です、有難や🙏🏻✨

 

 

 お天気も良く、南アルプスの向うに富士山がくっきりと見えました🗻

見えたから何だと言う訳ではないのですが、山に登って富士山が見えると嬉しくなりますね💕日本人の性、でしょうか🎌

 

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一応雪山ですので、あれこれ装備が必要です。

 

まず、サングラス🕶です。

恐ろしいほどに似合いません😭

でも、春の日差しプラス雪の反射で猛烈な紫外線なのです😱 日焼け対策も忘れずに!

 

あと、手に持っているのはピッケルです⛏

これは一応滑落対策なのですが、いざという時ちゃんと効果を発動出来るほどの技術は無い・・・ので、基本危ない所には絶対行きません🙌🏻

 

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靴にはアイゼンを装着します。

こんなトゲトゲがあれば我が家のタマ🐱とも互角に戦えそうです(*´-`)

 

 

 

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 ジャクジャクと登って行きます💨

しゃりしゃり感が楽しいです✨

 

 

 

思い切り省略して・・・

 

 

 

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標高2956メートル、木曽駒ケ岳山頂です。

 紺碧の空✨春にしては空気が澄んでいたので、遠くの山々もクッキリ!

 

 

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御嶽山も堂々たるお姿。

 

雪に埋もれたお社にて、感謝のご法楽もわすれずに🙏🏻✨

 

しかし、氷点下何度だったのでしょうか・・・

極端に寒いとスマホの電源か落ちてしまうので体温で温めながら格闘してました😱

最近はスマホのカメラが便利なのですっかり出番がありませんでしたが、やはりこういう所では一眼レフのゴツいカメラの方がタフで良いのでしょうね😭

 

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寒さと風とで、積もった雪も氷になってツルツル❄️陽の光を受けてブルーに輝いています✨

息を飲むような美しい雪山の光景ですが、

足を踏み外して滑り落ちたら大変な事になりかねません。。

春の山は雪崩の危険もあります((((;゚Д゚)))))))

 

無茶は絶対にしません。そして、装備は万全に🎉

 

 

 

 

 

 

追伸(3月28日)

 

今朝の朝刊で、栃木のスキー場の事故を目にしました。

若い方が8人もこのような災害に巻き込まれ、命を落とされ・・・胸が痛みます。

ご冥福を心よりお祈り申し上げます。

 

山に登るのは私も大好きで、お坊さんになってからは特に身心共に自然の中に入り清浄になれる修行の場だなぁと実感しています。

 

しかし自然は何に対しても平等で、人間から見たら「牙を剥く」事もあります。

 特に山登りはブームでもあるので、そういった事が目立つかもしれません。

 

数分前まで晴れていたと思ったら、1メートル先が全く見えない濃霧が立ち込めて自分が何処に向かったら良いのか全く分からず日没になってしまったという恐怖の経験を私もした事があります。

先日登った山でも、山小屋に遭難者の張り紙が写真入りで掲示されておりました。冬山で遭難したら雪解けまで発見されることは難しいです。無事を祈ると共に、いつだって自分もこうなり得るんだと思い緊張します。

 

天候や体調が万全でない時は引き返す勇気を持つ

トレーニングもしてないのに危険なチャレンジはしない

最悪の事が起こってもある程度自力で耐えられるだけの準備をする

 

これらのことは本当に気をつけないといけないですね。

 

そうすれば自然は本当に素晴らしい姿で私達に優しく接してくれます。

 

海でも川でも山でも町でも、人間はそこに居させてもらっているのですから、何か起こったからといって文句が言える立場ではないです。

自然の中に入って行く人もそれは充分承知でしょう。

だからこそ余計に遺族たちの苦しみは大きくなります。

それを思うと、必ず生きて戻って来ないといけません。

 

今回亡くなった方々もきっと山が大好きだったと思います。

彼らの悲しい犠牲と教訓をしっかり心に刻まなければいけませんね。