今日から6月です☘
お坊さんの業界も衣替えがありまして、
10月から5月は冬の衣となります🎀
でも、自分のお寺にいると衣替えは大抵うっかり忘れてしまいます^_^;
ムンムンの熱気の中、今日も冬の衣で元気にお護摩を焚きました🔥
護摩の炎の前ではたとえ裸でも熱いので、もう夏物も冬物もあまり意味を成さないですね💦
次の衣替えは忘れる事が無いようカレンダーに書いておきました📝
それでもきっと忘れる私であります♨
さて!
今月も宝寿院の寺報『ぼたい樹』を描きましたので、お読み頂けたら幸いです🙏🏻
6月は、弘法様の子供時代の話です💐
木々や花々がみずみずしく輝く六月。
六月といえば・・・
弘法様のお誕生日
6月15日の青葉まつりをご存知でしょうか???
今から約1200年前のちょうど今頃、
木々の青葉が茂る季節。
讃岐国(現在の香川県善通寺市)に一人の男の子が生まれました。
真魚(まお)と名付けられたこの男の子こそ、
後に日本へ密教をもたらし真言宗として広める弘法大師・空海となるお方です。
弘法様の少年時代、真魚さま
一体どんな子供だったのでしょう?
少し覗いてみましょう^^
真魚さまは讃岐国の一部を治める郡司(ぐんじ)の家の子。
裕福な家でご両親の愛情を受け大切に育てられました。
しかし、、ご両親はすくすく育つ真魚の様子を見守りつつ思います。
うちの子、他の子となんだか違うな。。
おやおや?
何をなさっているんですか??
「大好きな仏様を、土で作りました!!!」
また、ある時は・・・・
真魚様!?
どどどどどーしたんですか!?
「私は大きくなったらー!仏様のようにー!
世の中の困っている人をーー!
助ける人になりたいのですーーーー!!」
大好きな仏様。
私がいつかそんな人になれるなら、
ここから飛び降りる私の命を長らえさせてください!
すると真魚様は、迷うことなく崖から身を投げました。
ピョーン!
すると、どこからともなく美しい天女が現れて
真魚様を優しく受け止められました。
このような体験をして、真魚さまはより一層勉強に励み、大変優秀な若者に育っていきます。
一族の大人たちの意向で、役人になるため都の大学に入り優秀な成績を収めますが、
やはり大好きな仏様を求め続け、ついに大学を飛び出し修行の旅へ出ます。
多くの苦労や挫折に出会いますが、真魚さまの心はいつも仏様と共にありました。
やがて真魚さまは、日本を代表する名僧・空海となりますが、
心の中にはずっと熱く純粋な信心を持った「真魚」が居続けていたようなご生涯でした。
6月15日は弘法さまのお誕生日、青葉まつりです☘
皆さんの心の中にいる小さな「真魚さま」にきっと出会えますように🙏🏻✨
終わり。
6月15・16日と一泊二日の日程で宝寿院の参拝バス旅行があります🚌💨
今回は京都の智積院での青葉まつりと、和歌山の高野山に行ってきます^^
6月15日は様々なお寺でお祝いの法要がありますが、我々真言宗智山派の総本山 智積院でも盛大な法要があります。
6月15日<法要>青葉まつりを勤修いたします | 真言宗智山派 総本山智積院
この辺りではなかなかお目にかかれない柴燈護摩(さいとうごま)と言う屋外での勇壮なご祈祷や、豪華絢爛な僧侶の行列などなど、見どころがたくさんです🎌
私は本山へ修行に行く前の年と、本山での修行中、計2回に青葉まつりに立会いました🔥
修行時代はいろいろなお役目があり、ゆっくりお参りができませんでしたので、今回はしっかり目に焼き付けてまいります👁
(焼き付けると言えば…
余談ですが、、先日母が目にアイロンを焼き付けて(物理的に)、大変というかビックリしました💦ご心配には及びませんが、只今安静にしております🍵)
宝寿院からの旅行はもう締め切りましたが、智積院へはどなたでもお参り頂けます😀
お出かけくださいませ💐
※宝寿院では毎月1・8・15日午前10時〜護摩祈祷を厳修しておりますが、今年の6月に関してのみ行事の為
8(木)→10(土)
15(木)→17(土)
に変更になります。ご注意ください。