宥貴のお寺日記

津島の奥の院・宝寿院の日常を、新米尼僧が細々と綴っております。 

普供養三力〜一年を振り返る

日が短いせいか1日があっという間に終わり、何だか怖いです💦

やらなきゃいけないことが半分も終わらないまま外を見ると薄暗くなっていて、あらら〜・・・( ;∀;)となります笑

 

みなさんもお仕事やご家庭・学校など忙しい季節であろうかと思います。

 

しかし「忙しい」という字は「心」を「亡くす」と書きます😱💦

慌ただしく寒い中でも、感謝と思いやりの温かい心は無くさないようにしたいものですね♨反省。。

 

 

 

 

さて、この時期になると「〇〇納め」という言葉がよく出てきます。

 

 

宝寿院も12月15日は皆さんと行う最後の納め護摩でした。これが終わると一年間のお堂の煤を払い、仏器や壇も磨き上げて、年明けからの護摩行の準備をします✨

 

先日は宝寿院の御詠歌練習会のお稽古納めでした💮

今年やった曲をメドレー形式(?)でおさらいしていきました🎶

「この曲を練習してたときは暑かったよねー😅」とか「頑張って練習して高野山行ったなぁー✨」など、あっちゅー間のように感じる一年でも当時の思い出一つひとつが温度や匂いと共に蘇ってきます💐

 

やはり歌は良いですねぇ。文化の極みですよ。そう感じないかい? 

 

 

今年からご詠歌の仲間に入った方々も、最初は「絶対覚えられない〜」とおっしゃっていたのに半年そこそこで堂々たる唱えっぷり👏

 

また来年もご詠歌を通して楽しく仏様の教えを身につけていきたいですね🙏🏻

 

 

この日は年内最後でしたので、練習後にお疲れ会をしました。

喫茶店の店長さんをされている講員さんがいらっしゃいますので、今回はその方のお店でランチを頂きました🍽

 

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皆さん今年もありがとうございました💐

 

 

 

 

「〇〇納め」と言っても、それまで頑張って継続してきた過程があるからこそ納められます。

継続できるのも体が健康で、環境が整っているからです🎌

それは仏様の大いなる力によるものであります🙏🏻

 

 

真言宗のお坊さんが毎日のように唱える短いお経に「三力偈(さんりきげ)」というものがあります。

以我功徳力(いがくどくりき)
如来加持力(にょらいかじりき)
及以法界力(ぎゅういほうかいりき)
普供養而住(ふくようにじゅう)

物事や願いが成就し達成される為には、

①自分自身の努力

如来(仏様)から与えられる力

③森羅万象、私たちを取り巻く環境

この三つが尊重し合い、溶け合うことが大切だ!ということです♨

 

話が壮大に感じるかもしれませんが、私たちの日常ってやはり常にこの三力によって動いているんですよねっ👀

この三つの力をしっかりと実感していくことが、より良く前進していくヒントかもしれません☘

 

 

そして、

「〇〇納め」の後にはやはり「良いお年を!」ですね🙏🏻

「忘年会」もいいけれど、今年一年自分が頑張ってきたことを思い返し、些細なことでも自分で褒めてあげましょう👏✨

そして、周りの人たちや環境の有り難さ、仏様に守られていることへの感謝を噛み締めて良い年を迎えたいですね⭐️

 

頑張って参りましょう💐

 

 

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