「死んでしまうということ」
これは、写真家・河内倫子さんの『うたたね』という作品集のサブタイトルです。
何年も前ですが、ある美術展でこの方の作品をいくつか見ました👀
オシャレっぽいふわふわ〜とした雰囲気の写真なのですが、何気無い日常風景の中に得体の知れないアンバランスさというか、恐ろしさを感じて、以来暫く心に引っかかっていました。
それから数か月後、本屋さんでこの表紙のタイトルを見て思わず買ってしまいました👛
普段写真集なんて手に取ることないのですが^^;💦
食べかけの食器や寝室
空を飛ぶ鳥や池の鯉
落ちている風船や住宅の灯り
慎ましい息づかいを感じるような、なんて事はない風景写真なのですが、
こうして切り取って見せられると、なんとも危うい、次の瞬間この生きている気配がフッと消えてしまいそうな不安感に襲われるのです。
この写真集は「死んでしまうということ」をテーマにしていますが、死んでしまっているものは載っていません。むしろ何気無い日常や、貪欲に生きる小さな生き物のエネルギーを感じます。
しかし、河内さんが切り取ったこの日常の世界で「生きているということ」が「死んでしまうということ」なんだなぁ。。と、妙に納得した事を覚えています。
明日2月15日はお釈迦様がお亡くなりになられた日、涅槃会です。
生と死とその先の事を連続性をもってとらえていく仏教に通じる部分を感じ、良い刺激を貰えます📖
よろしければ写真集お手にとってみてください^^
さて、
先程、母とオリンピックを見ながら「釈迦団子」ならぬ「釈迦白玉」をこさえました🍡
「釈迦団子」「涅槃団子」といったり「やしょうま」といったり諸説あるようです。
去年も何やら作っています⬇️
釈迦団子はお釈迦様のお骨(仏舎利)に由来しているのだそう。
お釈迦様の徳を円満したお舎利を、五色のお団子で表しています。
白玉粉に染め粉を混ぜて練って丸めて茹でて冷やして、「白・黄・赤・緑・黒(紫)」五色の白玉ができました!
なんか・・・きゃりーぱみゅぱみゅのような世界観になりました✌︎('ω'✌︎ )
これを白玉ぜんざいにして、明日10時からの護摩が終わってからご接待いたしますね😀
その後、涅槃像のご奉前で短い法要を致します🙏🏻
暖かくしておいで下さいね。
宝寿院にお越しになれなくても、近くにお寺がある方やご自宅にお仏壇がある方は是非お参りください。
仏様の教えに触れることができることに感謝し、これから先も末長く仏法が続いていくよう祈りましょう🙏🏻