雪裡の梅花、只一枝
(せつりのばいか ただいっし)
雪深い厳しい環境の中、梅の木が枝を伸ばしている。降りしきる雪が積もるその枝の先には、一輪の梅の花が咲き、よい香りを放っている。
この言葉は、永平寺を開いた道元禅師の師・天童如浄のものだそうです。
いかにも趣のある情景が目に浮かびますね✨
禅語の本でこの一節を見つけて、今の季節にぴったりだなぁと思いご紹介しました🌸
厳しい寒さの中にあっても、梅は枝を伸ばして美しい花を咲かせる。
温かな春の日に見る梅も良いですが、殊更に美しく感じられます。
自分も苦しみや悲しみの中にあっても、仏様の真実の教えを求めよう!
如浄禅師は雪の中健気に咲く梅の花に勇気をもらいこのような言葉を残されたのでしょうか。
辛い環境の中で耐え忍ぶ時期だからこそ経験したり感じたり出来る発見がある気がします。
人の親切の有難さ、自分の弱さ。(あと、意外とタフな所もあったり。)
私なんかは大した人生経験も無いのですが、耐え忍ぶ時期に経験できた事も、喉元過ぎればすぐ忘れてしまい・・・(´・ω・`)
辛い時に経験し、感じたことこそ自分を高めてくれる大切なこと。しっかり心に刻んでおきたいですね🙏🏻
宝寿院の梅もちらほらと綺麗に咲いておりますが、今年の冬は暖かいので「雪裡の梅花」という感じではないです😅
それこそきっと福井の永平寺なんかは豪雪地帯ですので、お山にいらっしゃる雲水さん達はきっとこの如浄禅師の言葉をしみじみと噛み締められているんでしょうね😌
気温の変動が激しいので体調を崩せれませんようお過ごし下さいね🍵
今日もお読み頂きありがとうございました!
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