宥貴のお寺日記

津島の奥の院・宝寿院の日常を、新米尼僧が細々と綴っております。 

あけましておめでとうございます!「善哉、善哉」

遅ればせながら、、

明けましておめでとうございます!皆様が神仏に守られ素晴らしい一年を過ごされることを心よりお祈りしています🙏

 

年が明けて早2日💦 お天気にも恵まれ、宝寿院は連日沢山の初詣の方にお参り頂き賑わっております^^

8日まで秘仏薬師如来お開帳のもと、毎日護摩行をしております。当日のご祈祷受付もしていますので、ご希望の方はお気軽にお問い合わせ下さい。

(※8日のみ当日申し込み不可。事前にお電話などでご予約お願いします)

 

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さて、日本では古来「数え歳」という年齢の数え方をしていました。

 

私達が普段慣れている数え方では生まれた時を0歳として、誕生日が来る度に1歳増えていきますね。数え年では生まれた時を1歳として、年が明ける度に日本中皆一斉にまた1歳が増えるという数え方をするそうです。

(例えば12月31日の夜にに生まれた赤ちゃんは数時間後は2歳、、ということになります。私も数え歳だと3◯歳です。。)

 

数え年は、お母さんのお腹の中にいる期間も人としての年齢に数えるから、生まれた時を1歳とする。そして毎年正月に神様から皆平等に1歳頂く。という話を知人の僧侶の方から聞きました。

生物としての年齢の正確さを測るなら数え年は適してないのかもしれませんが、こうしてみると数え年の考え方って素敵だなと思いました✨

 

正月はみんなのお誕生日。そりゃめでたいですね!

 

 


話は変わりますが、

弘法大師空海がもたらした私達真言宗がとても大事にしているお経に『理趣経(りしゅきょう)』というお経があります。

修行者が悟りに至る過程を段階的に説き、最終的に悟りを得人々の幸せのために尽くす「菩薩」となるという内容です。

 

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理趣経の最後に菩薩となった修行者に仏様が「善哉、善哉(せんざい、せんざい)」といって褒め讃える場面が出てきます。

仏様はずっと修行者を見守て下さっていて、修行の末大いなる真理に至った事を我がことのように「善き哉、善きかな」つまり「よかった!よくやった!」と喜ばれます。

(余談ですが、あの温か美味しい「おぜんざい」は「善哉(せんざい)」が語源なんだそうです。)

 

私たちも日々仏さまの教えに導かれ人生と言う道場で修行していますが、仏様はいつも見守っていて下さいます。

正月が来る度一つひとつ歳を重ね、生かされていることに感謝し人生修行に励みます。

最後にきっと仏様は「善哉!」と喜んで下さることでしょう。

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました!

今年もよろしくお願いします☆ 

 

 

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★相性・運勢相談、家相命名のほか、各種祈祷、安産・子授け祈祷、地鎮祭、完成式、水子供養等は随時予約受け付けております。

真言宗智山派 宝寿院

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