毎月八日は宝寿院の御本尊 薬師如来の御縁日。
昨日も10時から護摩行をお勤めいたしました🙏🏻
肺炎を患ってお亡くなりになられた方のご冥福をお祈り致します。 感染され命に別状ない方も、まさか自分が！とさぞ驚きと不安の中においでと思います💦
病気自体の怖さもさることながら、それに伴う政治経済の問題、デマや差別、不安な気持ちから来る買占め云々、、
報道を見ていると、何より人心の乱れを感じます。
こういう時こそ心を落ち着けて冷静に現実と向き合っていけるノウハウを仏教の教えから学びたいところです🙏🏻
世間はなんとなく外出自粛ムードなので、おうちでゆったり読書などして過ごすのも良いかもしれませんね✨
といっても仏教関連書は星の数ほどありますので、、^_^; お子さんも楽しめるおススメを一冊🙏🏻
この本は子供向けに書かれた絵本ですが、大人が読んでも「うむ、そうだな」となる事が易しく書いてあります。
私もスッと手に取れるところに置いてあって、たまにパラパラ読んでいます♨️
こんなご時世だからこそ、ご家族で是非読んでみてあれこれ話すきっかけにして下さい^ ^
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◆仏様に心を込めて供養する
さて、
宝寿院は御祈願のお寺として、特に護摩焚きに力を入れて行じております。
護摩は弘法大師により伝えられた密教の奥義で、私も可能な限りではありますが勉強・実践を積むようにしております。
(同じ真言宗のお寺でも護摩の設備がなかったり、たとえ護摩が出来る環境でも私のような若い僧侶が勤めてなかったりします。。
先代は私が宝寿院に入って直ぐから毎日の様に護摩をさせてくれたので、真言僧として最高の境遇で修行させてもらえたなぁと改めて有難く思っております🙏🏻✨)
護摩のやり方は勿論ですが、本尊様へのお供え物などもあれこれ教えて頂いたり自分なりに工夫しています。
これは先輩僧侶から最近教えて頂いたギーです😀
ギーとはインド由来のバターのような物で、これに色々混ぜて護摩のお供えに用います。冷えると固まってしまうので作るタイミングとか扱いが面倒ですが^_^;
しかし、昔の行者はどんなものを使っていたのかと想いを馳せたり、何より「コレは仏様に喜んで頂けそうだ！」と思ってお供え物を吟味したり支度をするのも修行の楽しみです😊
こちらも頂いたものですが、瑠璃色の墨です。
こんな色の墨、初めて見ました✨
本尊お薬師様は別名「瑠璃光如来」。この墨を護摩の炎でお加持して、お札を書くのに使います🖌
擦るとなんとも言えない深いブルー✨
今年の正月 八日間の護摩行で、お寺に奉納する大護摩札をこれで書きました。
今日の護摩でも瑠璃色の墨でお札を作って疫病退散を心して祈願しました🙏🏻
明るい所で見ると、ブルーっぽい色が綺麗です✨字が綺麗でないのが残念です。。
お供え物はお水やお香に始まり、木の実穀物、漢方類などなど、すぐ手に入るものからとっても高価なものまで色々です。道具も同様。。
自分のお寺では誰かに注意されるわけでもないですし、はっきり言って何を使うのも行者次第です。
昨年の夏 求聞持を修行した時、阿闍梨様から
「仏様に対する時は今自分の出来る限り最善を尽くして。三つ星レストランのウエイトレスになったつもりで心を込めて仏様を供養せよ」と教えて頂きました。
私などは心構えも知識も本当に足りないばっかりでしたし、今でもまだまだ💦
しかし、皆さんがお気持ちを託されたお薬師様に誠心誠意尽くしていくのが私の役目と心得て、未熟ではありますが今後も研鑽して参ります🙏🏻
新型コロナウイルスの1日も早い終息と、人々の心が穏やかであるよう、今後も心して祈願して参ります。
お互い、まずは自身の体を大切にして参りましょうね🍵
今日もお読み頂きありがとうございました！
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真言宗智山派 宝寿院
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