宥貴のお寺日記

津島の奥の院・宝寿院の日常を、新米尼僧が細々と綴っております。 

一粒の米にも

台風が過ぎ去ったかと思えば、また台風が来ております💨

6日、7日と津島の秋祭りがあります✨

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雨が心配ですが、予報を見ている限り明日7日はなんとか大丈夫そうかな(`・ω・´)??

 

今年は長雨に始まり猛暑・台風・地震と本当に自然災害の多い夏でした。

今なお困難不便な生活を余儀なくされている方々の心の安寧を心より祈ります🙏🏻

 

こんなおかしな天気でどうなってしまうんだろう💦と思っておりましたが、

彼岸が近づけば土手にはマンジュシャゲ(彼岸花)が咲き、

お祭りが近づけば庭のキンモクセイの芳香が風に乗って漂ってきます🌸

 

物事は移り変わっていくもの。

地球が生きて、私達が活動する限り環境の変動は仕方ないことかもしれません。。

 

とはいえ、こんな日本の四季が大好きなので、100年先の私達の孫ひ孫が同じようにこんな小さな感動をしていて欲しいなぁ!と切に願います☘️

 

 

【一粒の米にも・・・】

 

さて、10月と言えば稲刈りです🌾

近所の田んぼも台風の影響で所々ミステリーサークル🌀のようになっている部分がありますが、少しずつ黄色くなってきました。

 

 

私が津島に移る前に住んでいた小牧市は大企業の工場や倉庫などが多い町ですが、果樹園や農地も多いです。私の実家の周りは辺り一面田んぼだらけ(´・ω・`)

この時期になると私の部屋の窓から綺麗な黄金色の景色が見えました✨お祭りが終わると週末毎に刈り取り作業が進み、すっかり終わったころには我が家の犬達の運動場になります🐶🐶💨

祖父が稲作をやっていたということもあり、小さい頃はお弁当を持って皆んなで稲刈りをした記憶があります😀

 

 

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一粒の米にも 万人の力が加わっています

 

一滴の水にも 天地の恵みがこもっています

 

感謝して頂きます 

 

 

真言宗を信仰する方やお遍路の方が度々お唱えする食前のことばです。

シンプルな言葉ですが、食事を目の前にして手を合わせて唱えてみると、本当にその通りだなぁ…としみじみ納得します。

 

分かりやすい文句なので、小さなお子さんとも一緒にお唱え出来ます🙆‍

 

 

昔から日本人にとってお米は神様仏様🙏🏻

私達の尊い命を維持する為の大切な存在です🍚✨

特に神社の祭事などは稲作と密接な関わりがあるそうです⛩

 

幼い頃、米粒を踏んだり残したりすると「目が潰れるぞ!」と言われましたね。今なお堅く言い付けを守っている方も多いのではないでしょうか??

 

「日常茶飯事」なんて言葉もあるように、食べることは毎日毎日の繰り返し。

だからこそ、食べられることへの感謝の気持ちで心の食習慣も身に付けたいですね!

 

 

実りの秋。

炊きたてツヤツヤの新米🍚✨を頬張る前に、

心を込めて是非お唱えしてみましょう🙏🏻

 

 

 

 

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