街へ繰り出せば綺麗なイルミネーション✨✨✨世間ではクリスマス気分が盛り上がっておりますが、、
宝寿院では完全にこの時期は来年のお正月の準備準備。
犬からイノシシに切り替わっております🐾
さて、宝寿院では年二回信者様方にお寺の行事案内をお送りしておりますが、その中にお入れしている寺報「ぼだい樹」をブログにも載せさせていただきます。
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宝寿院の御本尊 薬師如来。
明治元年までは尾張津島天王社(今の津島神社)境内の本地堂に奉安され、災厄消除、心願成就、特に病気平癒に大変な霊験を顕されることで篤く信仰されてきました。
そもそも何故「薬師」如来と呼ばれるのでしょうか?
ご近所のお寺の本尊様や博物館で見た仏像など、皆さんも色々な仏様をご存知かと思います。
お地蔵さま
観音さま
お不動さま
阿弥陀さま
などなど・・・
どの仏様もそれぞれ「誓願(せいがん)」というものを立てられています。
誓願というのは、仏様が私たちを救う為に必ず成し遂げましょうと立てられたお誓いです。
太陽が沈んでゆく西の世界においでになる仏様で、死後の救いを約束して下さっています。
お薬師さまは「東方瑠璃光世界」
瑠璃色は夜が終わり太陽が地平線から顔を出す直前の空の色。
つまりお薬師さまは、これからまさに太陽が昇ってくる世界、私達が今生きているこの世界での救いを約束して下さる現世利益の仏様です。
皆さんも『西遊記』でよくご存知、三蔵法師玄奘が漢訳した「薬師瑠璃光如来本願功徳経」の中に、お薬師様が私達の為にしてくださった十二のお約束について説かれています。
◆薬師十二誓願
一、光明普照
(自らの光で世界の隅々まで照らし、生きとし生ける全てのものを悟りに導く。)
二、随意成弁
(瑠璃の光を通じて悟りを求める心を目覚めさせる。)
三、施無尽仏
(悟りを求める者たちが悟りを得るために欲する、あらゆる物品を施す。)
四、安心大乗
(生きとし生けるもの達を仏道へと導く。)
五、具戒清浄
(戒律を破ってしまった者をも戒律を守れるよう助ける。)
六、諸根具足
(生まれつきの障がい・病気・身体的苦痛を癒やす。)
七、除病安楽
(病などによる困窮や苦悩を除き払えるよう援ける。)
八、転女得仏
(成仏するために男性への転生を望む女性を援ける。)
九、安心正見
(あらゆる精神的苦痛や煩悩を浄化できるよう助ける。)
十、苦悩解脱
(重圧に苦しむもの達が解き放たれるように助ける。)
十一、飲食安楽
(ひどい餓えと渇きにさらされたもの達の苦しみを取り除く。)
十二、美衣満足
(困窮して寒さや虫刺されに悩まされるもの達に衣類を施す。)
中でも、
六、諸根具足
生まれつきの障害・病気・身体的苦痛を癒やす。
七、除病安楽
病による困窮や病難、苦悩を除き払えるよう助ける。
十、苦悩解脱
重圧に苦しむもの達。ゆかの心が解き放たれるよう助ける
このような
心や体の「病」についての約束が強調して説かれている為、古くから人々は親しみを込めて「お薬師さま」と呼んでいるのです。
医学が発達した現代でも、病は私たちから取り去る事ができない悩みです。体だけでなく心の病も深刻な問題となっています。
お薬師様は今を頑張って生きる私たちと共にいる仏様です。
宝寿院の御祈祷にご参加頂き、お薬師様から前に進む力を頂きましょう!
皆様のお参りをお待ち申し上げております!
おわり
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宝寿院お正月の元朝特別護摩祈祷では「薬師十二誓願」にならい、1月1日から8日の初薬師大祭を結願日として御本尊お開帳のもと計十二回の護摩を焚きお加持したお札を授与致します。
一年の中でもお正月のみの特別なご祈祷です。お薬師様に見守られる安らかな一年を。
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☆毎月1・8・15日10時~厄除け薬師護摩祈祷
☆相性・運勢相談、家相、命名のほか、安産・子授け祈祷、地鎮祭、完成式、水子供養は随時ご予約受け付けております。