前回に引き続き、参拝バス旅行のご報告 第2弾です🎌
2日目
高野山の朝は流石に寒かった。。
なんて言ったら、高野山に暮らす人から笑われてしまいますね(;ω;)
この日は割と寒くない朝だったとのことですが、起きた瞬間に
「布団から出とうない・・・」
と数ヶ月振りに思わされました💦
身支度を整え、朝のお勤めに🙏🏻
龍泉院の御本尊は宝寿院と同じく薬師如来。
宿坊にはこの春から高野山大学に通いながら龍泉院で修行に励む若い方々が沢山いらっしゃいます✨宿坊の業務と学業と修行を両立されている十代。しかも山の上。。。大変です💦
清々しい声明と読経でした🙏🏻
勤行後の食事も終わり、廊下に出ますと何やら人だかりが…
三鈷(さんこ)の松!!
説明しよう!
三鈷の松とは、昔弘法大師空海が唐(中国)から帰国する際、理想的な修行の場を示したまえ!と念じ投げた三鈷杵(さんこしょ・仏教の法具)が日本海を超え、今の高野山の壇上伽藍にある松に引っかかったと言い伝えられる松なのです^^ この松の葉は通常二本なのですが、不思議な事に仏具の三鈷杵のように三本に枝分かれしているのだそう!
拾って御守りとして持っていると良いらしいのですが、
私が以前専修学院でお参りに連れて行ってもらったときは、松の下が綺麗に掃き清められていて一本も落ちてなかったのですが・・・・
・・・ここには山盛りありました🍵
こうや君も「どうぞご自由に」と言ってくれていることですので、遠慮なく頂戴しました💐
紙に包んでお財布などに入れておくそうです☘
お世話になった龍泉院さんを後にして、一行はいよいよ奥の院参道に入って行きます💨
今回は中の橋というところから奥の院に向かいます。
様々なお墓や企業の供養碑が立ち並びます。
白アリさんの供養碑もあります🙏🏻
杉の木が立ち並ぶ参道に入ると空気がガラッと変わります。
誰もいない早朝の凜とした空気に背筋が伸びます。
しばらく歩くと玉川にかかる御廟橋が見えてきました。橋を渡ったその先に、お大師様がおいでになります。
橋の手前で私達は身なりを整えます。
そしてバスでも練習した『弘法大師入定和讃』をお唱えしました。
この御詠歌は、
生きとし生ける全てのものが心穏やかに仏道を成せるよう祈り、見守っていて下さるお大師様を慕う想いが込められた御詠歌です。
宝寿院の御詠歌会の皆さんともずっと練習してきたこの御詠歌。他の皆さんも分からないなりに一生懸命お唱え下さいました🎶
こうして怪我なくここまで来れて、こんなふうに皆さんと心と声を合わせてお大師様の御前で御詠歌をお唱え出来るなんて、本当に幸せで有り難い事です🙏🏻
先達さんの計らいで朝早くにお参りに来たお陰様で、
静かにゆっくりと奥の院をお参りにする事が出来ました🙏🏻
南無大師遍照金剛
南無大師遍照金剛
またこれからもお大師様と一緒に仏様の道を歩いて参ります🐾
記念写真📸
ちなみに、宝寿院の本堂に私がお坊さんになる前、三年前に高野山をお参りした時に撮った全く同じ構図の写真が飾ってあります。
まさに劇的ビフォーアフターですね^^;
お参りの際、宜しければご覧下さい🍵
その写真を見ると、住職も三年前は元気に歩いて奥の院までまでいったんですね!
また一緒にお参りに行けるように、頑張ってもらわないといけません💪🏻
可愛らしい絵馬が沢山奉納されています☘
このお寺はお大師様のお母様の菩提寺。
女人禁制の高野山ですがお母様はお大師様を訪ねて来られます。お大師様はお母様の為に月に九度山を降りて会いに来たことから九度山という地名になっているそうです。
お母様に因んだ由緒あるお寺ですので、女性から篤く信仰をされているんですね🙏🏻✨
あとは、案内犬ゴン君🐕のビデオを見せて頂き、すっかり和んでしまいました笑
あとは何ヶ所かお寺を参拝しながら帰路につき、五時少し過ぎ頃宝寿院に帰って参りました🍵
御本尊お薬師様にお礼参りをして、今回の参拝の旅は終わりました^_^
今回、私はお坊さんとして初めて皆さんとご一緒させて頂きました。
お坊さんの活動は本当に様々ですが、やはりこうして一緒に楽しんで一緒に感動出来るというのは何とも嬉しい事だなぁと思います✨
今回ご参加下さった皆さんも、また、残念ながら行く事が出来なくなってしまった数名の方々も、本当に有り難いご縁であったと思います💐
またこうしたお参りの旅をしたいなぁと思います🎌
初めての方もどうぞご参加下さいね🌸
帰りのバスの中、携帯にメールが入ったので確認しますと、
「今年の徒歩練行は9月にしたいと思います」
今降りて来たばかりですが、、、
またお大師様の元へお参りに行けるようです🎌
登って!笑