「お塔婆」ってナニ?? 〜宝寿院で一緒にご供養のひと時を〜
篤信者様にお送りしている今年の夏の寺報『ぼだい樹』は「お塔婆について」をテーマにしましたのでブログにも上げさせて頂きます。
よろしければご覧下さい🙏
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お寺の行事やお墓などで見かける
この細長い木の板
「塔婆(とうば)」といいます
宝寿院でもご供養の時用いますが、この塔婆とはいったい何でしょう?
◆塔婆って何?
塔婆の語源は仏教の故郷・インド。
お釈迦様のご遺骨(お舎利)を納めた仏塔「ストゥーパ」を音写した「卒塔婆(そとうば)」を略したものです。
「婆ちゃんの塔」とかそうゆう訳ではありません💨
原始的なストゥーパはお椀を伏せたようなこんな丸い形の建物です。
(写真はインド サンチーのストゥーパー)
宝寿院の山門近くにある地蔵堂は、インドを旅した前住職・宥宏が「サンチーのストゥーパ」から着想を得て建立したご供養のお堂なのです。
そう言われてみれば似ていますよね??
インドの円いストゥーパがシルクロードを通り中国→日本へと伝わる中で「五重塔」や「大塔」等に形を変え、平安時代後期には石造りの「五輪塔(ごりんとう)」というものが建てられる様になりました。
どれもなんとなく目にしたことがあると思います。大きい小さい様々ですが、どれも「舎利(しゃり)」納めるというルーツは同じなのです。
(本物のお舎利(お釈迦様のお骨)が納められている塔も中にはありますが、日本にあるほとんどの仏塔はお舎利に見立てた特別な石(舎利石)が納められていることが多いです。舎利石は宝寿院にも有りますので、涅槃会などのタイミングでご覧頂けます。)
◆何故、塔婆を立てるの?
上の図のような仏塔を建てることは大変な善行であると古来より様々な経典に書かれています。
この塔自体が仏様であり、
塔が立っている場所には仏様の教えが正しく伝えられていて、
その教えを実践しながら生活する人たちが住んでいる
ということなんですね^^
中でも一番左端の五輪塔は別名「供養塔」と呼ばれ、弘法大師・空海はその著書で「五輪塔を建てることは今生きている私たちが日ごろ何気なく犯してしまっている罪をも滅する甚大な功徳がある」と説きます。
この五輪塔の形を木で模して
作られたのが、私たちが今目にする「お塔婆」なのです。
言われてみれば・・・!?
塔婆供養の善行をするということは、今生きている私たちが功徳を積むということです。
それは心の安らぎとなり、また亡き人やご先祖様・今も困難な状況にある生きとし生ける全ての命の幸せの為に祈る大きな力となります。
塔婆を立てることで積んだ大きな功徳を、自分の命を繋いでくれているすべての存在にお分けする
ということが、お盆やお施餓鬼の大切な意義なのです。
今年は8月25日(日)に先祖供養・水子供養の大法要がございます。
心を込めて、共にお参り致しましょう🙏
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令和元年 先祖供養・水子供養のご案内
8月25日(日) 8時15分より受付開始
・水子供養(供養料 五千円)
第一座:9時〜、 第二座:10時〜
・先祖供養(供養料 五千円〜)11時〜
・動物供養(供養料 三千円〜) 12時〜
宝寿院のご供養は宗旨宗派問いません。
また、当日お越し頂けない方もご供養させて頂きます。
どうぞお気軽にお問い合わせ下さい🙏
お申し込みは宝寿院受付のほか、お電話、ファックス、メール、郵送でも承ります。
電話:0567-25-4154
FAX: 0567-25-4199
メール:yuuki.houjyuin@gmail.com
↓過去のお盆の『ぼだい樹』
今日もお読み頂き有難うございました!
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★相性・運勢相談、家相、命名のほか、各種祈祷、安産・子授け祈祷、地鎮祭、完成式、水子供養等は随時予約受け付けております。
真言宗智山派 宝寿院
TEL 0567-25-4154