去る6月21日早朝、
お寺のにゃんこ タマちゃんが仏様の元に旅立ちました。
享年・・・、結局何歳だったのか不明なままです😅
昨年の9月、私が近所のコンビニに行こうと歩いていると、街路樹の根元から猫が飛び出してきました🐱
人懐っこい子だったので暫くその場で遊んでいたのですが、私が サァ行こう、と歩き出すと付いてきます。
結局コンビニまで付いてきて、帰りもずっと追いかけてきました。
こんなに人慣れしてるので飼い猫だろうと思ったのですが、翌日が台風の予報だったので置いていくのもしのびなく、一時的に保護するつもりで家に連れてきた、というのが始まりでした。
結局飼い主が見つからずひと月経ち、我が家へ本格導入することなりました🐾
名前をどうしようか・・・
尻尾が短い鍵しっぽになっていて丸っこくて可愛かったので「おっぽちゃん」
いや、「にゃんにゃん侍」・・・
「ネコ助」?
うーん、どれも微妙。。
適当に買ってきた赤い首輪を付けたら、
すごい「タマ」っぽい!!
となったので、タマにしました♨
「タマ〜(*´∀`*)」と呼ぶと、
「にゃ?」と可愛い声で返事をしてくれる賢い子でした。
タマちゃんとの生活は本当に楽しくて、いつも私達家族を笑わせてくれました🌸
お寺の境内でのびのび暮らすタマちゃんは皆んなの人気者で、沢山の人から可愛がってもらいました🙏🏻
具合が悪くなり始めたのは今年の4月の終わり頃。
何だか歩き方がヨロヨロしだしたので動物病院で検査してもらいましたが、異常なし。
ゴールデンウィークあたりにはちょっと持ち直したのですが、その後大学の付属病院での精密検査で神経の中に腫瘍が出来ていることが発覚しました。
脳が圧迫される為体の機能が徐々に低下していく病気で、治療はもう難しいとのことでした。
残されたタマちゃんとの時間。
タマちゃんが苦しくないように、穏やかでいられるように 、
お薬師様の御真言を唱えながらいつもいつも撫で撫でしていました。
有り難いことに最期の時も本当に穏やかで、私達が光明真言を唱える中、自然に旅立ちました。
21日は弘法様の御縁日。
先日、高野山をお参りした際にタマちゃんに力添えしてくださるようお願いしました。
きっと、弘法様がタマちゃんと一緒にいてくださいます。
一昨日早朝、境内の裏にひっそりとある動物供養園に埋葬しました。
境内に咲く綺麗なお花で一杯にして、タマちゃんを送りました。
しかし、私も僧侶の端くれと言いますか、
臨終の時、自分でも驚くくらい毅然とタマちゃんの死を見届けられていたように思います。
なんてことは全然なくてですね、、
それはもう、ずーっとウジウジ泣いていました💧
ダメですねぇ、
獣医の先生からもかなり前から予告されていましたし、一ヶ月以上もタマちゃんは介護させてくれて、十分心の準備期間をくれていたのに・・・
安らかに旅立ってくれて本当に良かったし、ここから先は仏様がタマちゃんを導いてくれるので心配や不安はありません。
しかし、
もうあのプニプニの肉球を触ることも、フカフカのお腹に顔を埋めることも、可愛い声を聞くことも出来ないんだと思うと、
やはり、本当に寂しいです。。
これはもう、どうしたって悲しいです。
私は今まで何匹かの犬や猫と暮らしましたし見送りました。どの子も本当に大切な私の友人でした。
当たり前ですが、お坊さんになったからって何か特に変わる訳ではなく、目の前からいなくなってしまったら悲しいもんは悲しいですね。。
いや、悲しいときは大いに悲しんだらいいんです!!
夜になると絶対寂しくなってしまうので、
昼間の間に介護に使っていたものやトイレやキャットタワーなど、大急ぎで片付けました。どんだけ臆病なんでしょう私は。。
でもこうしてタマちゃんのものを黙々と整理していると、気持ちが落ち着いてくるんですよね。
好奇心旺盛で元気いっぱいのタマちゃんの思い出がよみがえります。
とはいえ、何を見てもいちいち涙が出てくるので作業は全然進みませんでしたが笑
これも供養です💐
三日経ってようやくブログでご報告することができました。
家族ともたまに話していましたが、タマちゃんは出会いも含めて不思議な仏様の猫だったなぁと思います。タマちゃんと暮らすようになって、私もようやくお寺の人間として馴染めるようになったと強く感じています。
介護の日々も含めて、タマちゃんは私にたくさんの幸せで楽しい時間をくれました。
たった8か月そこそこの付き合いでしたが、私はタマちゃんという大切な友人のことを、絶対に忘れません。
心に念ずればいつだって会えるのですから🌸
可愛がってくださった皆さん、本当にありがとうございました☘
宝寿院にはワンコのシープもいますので、引き続きよろしくお願いします^^
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